地理
太陽大陸
人族や獣族たちが暮らす大陸。四方は海に囲まれ、自然豊かな土地が広がる。
塔都
大陸戦争後、大陸中央に作られた大きな街。中央には空高く塔が伸び、その隣には「まおー城」と呼ばれる大きな城がある。
ティスティア地方
大陸南一帯。ティスティア山脈と南海の間に、平野や大森林が広がる肥沃の地。
ユウヤたち異世界人の一行が転移した場所。
ルコスタ地方
大陸の西側。荒野が広がる乾いた土地。
ツワネール
ルコスタ地方で最も大きな街。大陸最西端のレビ砂漠の際に位置する。
レビ砂漠
大陸最西端に広がる大砂漠。
ヌヤ地方
大陸北西に位置する。上質な白石材が豊富で、街道に使われている石の産地。
グラン皇国
大陸中央から北のフレア山脈にかけてひろがる地域。代々のグラン皇族が統治する。
零の海
大陸戦争の終盤、熾烈な魔法によって大地が穿たれてできた海。かつての魔法の残滓が粒子となって漂い、周辺の大気は魔力が不安定になっている。
魔界
魔族たちが暮らす、闇に閉ざされた世界。力だけが全てであり、法や掟は存在しない。最も力を持つものが「魔王」となり、世界を支配する。
アケイオス山岳地帯
魔界西部の辺境の地。山々の間に小さな集落が転々と連なる。
魔王宮
魔界の東端に位置する魔王の暮らす城。近づくほど魔王軍の支配が強まり、危険度が増す。
魔王軍
魔王が組織する軍隊。種族や血筋は問わず、完全な実力主義の世界で、強いものがより上位に立ち、魔界を支配する
種族
人族
太陽大陸に広く暮らしている人間。魔法が使える者もいるが、魔族に比べると人間の持つ魔力は少ない。
獣人族
太陽大陸に暮らす、体の一部に獣の要素を持つ人間。猫や狐、犬など、様々な動物の耳や尻尾を持つものがいる。魔力は人族とほとんどかわらない。
◇関連人物
テリシア
魔族
吸血鬼《ヴラディ》
生き物の血液を自らの栄養・魔力に変換して生きる種族。血を操る魔法「血魔術」を使う。あまり数は多くなく、珍しい。二人一組で行動するのが基本で、互いの血液を交換することで力を強めていくことができる。
◇関連人物
ベルナード、アイルーズ
黒鴉《ネヴィ》
黒く大きな鳥の魔族。人間のような姿に変身することもあるらしい。仲間同士で魔術によって通信し、情報を共有する。
◇関連人物
レア
魔物
人間以外の生き物で、魔力を扱い、人々の脅威となる動物が広く魔物と呼ばれている。
魔法・魔術
人間は魔力によって様々な現象を起こすことができる。一般的に人族が使うものは魔法、魔族が使うものは魔術と呼ばれる。魔族には、種族によって特有の魔術を使う事ができるものもいる。
一般魔法
体系立てられた五属性の基本的な魔法。光・水・火・土・風の五つがある。
旧文明の魔法
世界渡しの召喚
異世界から人間を転移させる魔法。旧文明の遺物であり、その仕組は謎に包まれている。異世界に移動する魔法や、異世界人を元の世界へ戻す魔法は実現されていない。
特殊魔術
血魔術
吸血鬼が扱う魔術。体内の血を流して操り、攻撃や防御に用いる。血を流せば流すほど攻撃力・防御力、速度が上がり、力を増す。出血量が多くなりすぎると最終的には命を落とすが、その間際に最大の力を発揮する魔術。
歴史・出来事
大陸戦争
太陽大陸東の山中にあった《扉》が開かれて、魔界からの軍勢がやってきた。長い戦いの末に人族は滅ぼされかけたが、ある少年によって再び扉は閉ざされ、平和を取り戻した。